シャンプーの種類を界面活性剤ごとに解析します | TSUYAKO
コラム

シャンプーの種類を界面活性剤ごとに解析します

シャンプーの種類を界面活性剤ごとに解析します

シャンプーは洗浄成分(界面活性剤)ごとに、大きく3つに分類することができます。

洗浄成分によって洗浄力洗いあがりが全然違うので、シャンプーを選ぶときの欠かせないチェック項目です!
自分に合ったシャンプーを見つけるには、どんな洗浄成分があって、それぞれどんな特徴があるのかを知っておく必要がありますよね!

こちらの記事では、3つのシャンプーの種類別に特徴やメリット・デメリットおすすめしたい人を解説していきます!

シャンプーを買うとき、選び間違えないように成分表示に記載される成分名も一覧でご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!

界面活性剤ごとに見るシャンプーの種類

界面活性剤ごとに見るシャンプーの種類

界面活性剤とは

シャンプーは、ほとんどが界面活性剤でできています。
界面活性剤は、私たちの身近にある洗剤石鹸に含まれていて、汚れを落とす機能があります。

界面活性剤が汚れを落とすメカニズム

※ちょっとだけ化学っぽい話ですが、メカニズムは超簡単

『界面活性剤の一番の特徴は、水にも油にもなじむこと!』

界面活性剤が汚れを落とすメカニズム

皮脂などの油汚れがあると、界面活性剤の油になじむ部分(青い棒)が、汚れの周りを囲います(①)。
どんどん覆っていくと、汚れが徐々にはがれていき、頭皮から浮き上がってきます(②)。
この時、界面活性剤の外側は水になじむ部分(丸いところ)がむき出しになっているので、シャワーのお湯で流すと、界面活性剤と一緒に汚れが流せる(③)という仕組みです。

界面活性剤=洗浄成分が頭皮の汚れを落としてくれる!

シャンプーは界面活性剤ごとに3つに分類できる

シャンプーは半分以上が水で、その次に界面活性剤(洗浄成分)が多く配合されています。

つまり、シャンプー選びで一番大切なことは、どんな界面活性剤が使われているかを見分けることです。
3つのシャンプーについて、どんな特徴があるのか順番に見ていきましょう!

洗浄力が強い高級アルコール系シャンプー

<高級アルコール系シャンプー>
すっきり爽快感のある洗いあがり
値段が安い
〇こんな人におすすめ〇
・皮脂が多い人
・ベタつきが気になる人
・頭皮が丈夫で荒れにくい人
・とにかく安く買いたい人
〇メリット〇
・洗浄力が強いので洗いあがりはスッキリ
・泡立ちが良い
・安い
・ドラッグストアで簡単に購入できる
・肌質が丈夫な人との相性が良い
●デメリット●
・洗浄力・刺激が強い
・洗っているとき刺激でヒリヒリすることがある
・皮脂を落としすぎる
・敏感肌・乾燥肌の人はかゆみや炎症が起きやすい
・香料が強い
〇よくある成分表示〇
・ラウレス硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸アンモニウム
・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウレス-4カルボン酸ナトリウム
・ラウレス-4酢酸ナトリウム


多くの市販シャンプーに使われている。


泡立ちが良くて、洗いやすい。
一方、きちんともみ洗いをしなくてもモコモコした泡が立つので、頭皮の洗浄不足が起きていることも…。


ドラッグストアを見てわかるように、価格がそこまで高くないものが多い。
界面活性剤を化学的に合成し、安く大量生産できることから、原料費が安い

私が使うと、お風呂上りはシャンプーのいい香りなのに、次の日になると頭皮がベタベタして皮脂のにおいが…。
今思うと、強い洗浄力と相性が合わなかったのかもしれません。
Check!!
成分表示をよく見よう!高級アルコール系にも洗浄力の違いがある

インターネットで検索すると、

ラウリル」「ラウレス」「硫酸」の表示に気を付けよう!

という記載をよく見かけます。
見分け方として間違いではないですが、それだけでは少し情報が不十分です。

例えば、

・ラウレス-4カルボン酸ナトリウム
・ラウレス-4酢酸ナトリウム

これらも高級アルコール系の界面活性剤です。

ラウレス」の文字が入っているので、洗浄力が強そうと感じますが、実はこれらの界面活性剤は弱酸性(お肌と同じ性質)でできた成分なので、比較的マイルドな洗浄力で、刺激も強くありません
(超人気のボタニストシリーズにも使われている洗浄成分です!)

つまり一概に『ラウレス・ラウリルは良くない!』という認識だけでは、少し誤解があるように思います。
「使ってみたいな!」と思うシャンプーがあれば、成分表示の最初に記載されている成分を一度確認してみるのが安心ですね!

こちらの記事で、成分表示の見分け方を詳しくご紹介しています!↓↓

人気沸騰!低刺激で女性に優しいアミノ酸系シャンプー

<アミノ酸系シャンプー>
マイルドな洗浄力、刺激が弱い
値段が高い
〇こんな人におすすめ〇
・敏感肌/乾燥肌の人
・頭皮の炎症が起こりやすい人
・頭皮のフケやかゆみが気になる人
・頭皮が乾燥しやすく、髪がパサつく人
・髪にまとまりがほしい人
・頭皮がベタつく人
〇メリット〇
・マイルドな洗浄力
・低刺激で保湿力が高い
・敏感肌/乾燥肌の人でも使いやすい
・生分解性が高いので環境にも優しい
・しっとりした洗いあがりになる
●デメリット●
・値段が高い
・ベタつきがひどい人には洗浄力が足りない場合がある
〇よくある成分表示〇
・ココイルグルタミン酸
・コカミドDEA
・コカミドプロベタイン
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ラウリルベタイン


髪の毛の主成分であるタンパク質を構成するのがアミノ酸。
そのアミノ酸由来の洗浄成分なため、頭皮や髪へよくなじむ


洗浄力がマイルド。
洗っている間、刺激を感じない。
必要以上の油分を落とすことがなく、不要な脂汚れだけを落とせる


高級アルコール系のように安く量産できない
天然由来の成分のため、他のシャンプーと比べて価格が高くなる。

Check!!
”アミノ酸配合”のうたい文句に注意!

最近では、ドラッグストアのあちらこちらで『アミノ酸配合』『アミノ酸シャンプー』の文字を見かけますよね。

ドラッグストア

でも、そのうたい文句には注意してください!

中には、高級アルコール系の洗浄成分に、少量のアミノ酸成分を配合して“アミノ酸系シャンプー”とうたっている商品があります。
その場合、メインの洗浄成分は高級アルコール系なので、洗浄力や刺激が強いと感じる場合があります。

アミノ酸シャンプーといいながらお手頃価格で取り扱われている場合は、成分表示を確認することをおすすめします!
また、『「安いな」と思ったらすごく内容量が少なかった!』というケースもあるので、内容量の確認もお忘れなく!(私の経験談です。笑)

しっかり洗えて安全性が高い石鹸系シャンプー

<石鹸シャンプー>
洗浄力が強い
地肌からさっぱりした洗いあがり
比較的安い
〇こんな人におすすめ〇
・皮脂過剰でベタつきや臭いが気になる人
・化学物質によるアレルギーがある人
・髪のハリコシを出したい人
・根元からふんわり立ち上がるボリュームが欲しい人
・環境に優しいシャンプーを使いたい人
〇メリット〇
・洗いあがりがさっぱりしている
・添加物や化学物質が少ない
・シンプルな構成成分で安全性が高い
・生分解性が高いので環境にも優しい
・根元からふんわり立ち上がる
・髪のハリコシが出てくる
●デメリット●
・石鹸の性質上、洗っているときにきしみを感じる
・人によって合う合わないがはっきり分かれる
・カラーやパーマを当てている人は、色落ちやパーマの持ちが悪くなることがある
〇よくある成分表示〇
・脂肪酸ナトリウム 
・脂肪酸カリウム


原料があれこれと入っていない、非常にシンプルなシャンプー。
天然素材でできているため安全性が高い


抜群の脱脂力で、さっぱりした洗いあがりになる。
皮脂が多くべたつきやすい人に人気。
余分な成分が入っていないので、髪の自然治癒力を高める


髪本来の自然なハリコシが戻る。
髪が根元から立ち上がるふんわりヘアーに。


すすぐときにきしみを感じやすい
すすぎ不足だと石鹸かすが残る可能性がある。


他のシャンプーよりも相性の差がでやすい

Check!!
石鹸シャンプーのきしみは使い続けるうちに減ってくる

石鹸シャンプーはきしむ」っていうイメージないですか?
私も使うまではそう思っていました。

髪の毛は乾いていると弱酸性で、このとき表面のキューティクルはギュッと閉じた状態です。
ところが髪が濡れたりアルカリ性に傾くとキューティクルが開くので、ごわごわした手触りになります。
(このごわごわがきしみです)

石鹸の主成分は脂肪酸アルカリなので、石鹸シャンプーを使うと髪が一時的に酸性からアルカリに傾きます。
そのため、石鹸シャンプーで洗うと、きしみを感じるのです。

きしみはだんだん減っていきますが、慣れるまではちょっと洗いにくいって思うかもしれません。
きしみが減るころには、本来の髪のハリコシが出るようになり、弾力のあるツヤ髪になっていることでしょう!

界面活性剤を解析して分かったシャンプーの種類とおすすめしたい人

界面活性剤を解析して分かったシャンプーの種類とおすすめしたい人

いかがでしたでしょうか。
それぞれの界面活性剤を解析しながら、シャンプーの種類やメリット、おすすめしたい人をご紹介してきました。

シャンプー選びで一番大切なことは、自分に合った界面活性剤(洗浄成分)を選ぶことです。
肌質や髪質のことを考えたら、なんでもいい!っとはならないはず!
シャンプー選びひとつにしても、自分にピッタリのものを探求するかどうかは、、、アナタ次第です

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